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  • 2025.06.04
  • お知らせ

影の主役🎭

ライブ会場で熱狂する観客の視線が集まるのは、華やかに歌い上げるボーカル、ギターソロで会場を揺らすギタリストかもしれません。でも、バンド全体の“ノリ”や“うねり”を生み出しているのは、ステージの奥で黙々と叩くドラマー。まさに「影の立役者」です。

今回は、そんな「影で支えるドラム」という存在が、音楽にどんな意味を持っているのかを私なりに深掘りしていきます。

ドラムは「時間」と「グルーヴ」の土台

ドラムが果たす最も重要な役割は、バンド全体の「時間」を司ること。

テンポが揺れれば、バンド全体が不安定になり、音楽の芯が崩れてしまう。

ドラムは、クリック(メトロノーム)よりも正確に、しかも人間味ある“揺らぎ”を持たせて、演奏をコントロールします。それが“グルーヴ”です。

つまり、ドラムがしっかりしていなければ、どんなに上手い演奏者が揃っていても「ノれない音楽」になってしまうのです。

ドラムは“聴かせる”のではなく“感じさせる”

ギターやボーカルのフレーズは、聴き手の耳に直接届くもの。

一方、ドラムは“感じさせる楽器”。

例えば、観客が自然と身体を揺らす瞬間。

それは派手なフィルインではなく、タイトなキックやスネアの“うねり”がもたらしている。

この「感じさせる」という部分に、ドラムの本質があります。

前に出すぎず、でも常に全体を支配している――そんなドラマーこそが“影で光る存在”なのです。

ドラムが支える“空気感”

ドラムの叩き方一つで、曲の印象はガラッと変わります。

・スネアの位置をわずかに前に出せば、攻めた感じに

・ライドをゆったり叩けば、曲が温かく感じる

・ハイハットの開閉具合で、曲に緊張感が生まれる

これらは、すべて“空気をコントロールする技術”。

観客が言葉にできない「心地よさ」や「高揚感」は、ドラムが作り出しているのです。

派手じゃないけど、音楽の「心臓」

ドラマーは、時に脚光を浴びずにステージの奥に座り、全力でバンドの“心拍”を刻みます。

地味だと思われがちですが、ドラマーがいなければ、音楽は“生きて”いけない。

だからこそ、ドラムは「影の主役」。

目立つことよりも、音楽を生かすことに命を懸ける――

それが、ドラマーという生き方です。

最後に:すべてのドラマーに敬意を

ドラムは、誰よりも地味に、誰よりも情熱的に、音楽の屋台骨を支えています。

その一打一打に、バンドの未来が詰まっている。

その沈黙とノリに、音楽の命が宿っている。

影で支えるからこそ、ドラマーはかっこいい。

それが、私がドラムを叩き続ける理由です😃

好きな言葉

10秒リバース🤮