- 2025.06.03
- お知らせ
ドラマー必見🥁🪘
ドラムスティックの選び方とこだわり方 ~32年叩き続けてわかったこと~
こんにちは😃
ドラマー歴32年の石井文崇です。
今回は「ドラムスティック」について語ってみようと思います。
スティックは、ドラマーの“声”である
ギターにピックがあるように、ドラムにも“音を操る道具”が存在します。
それがスティック。軽視されがちですが、実は音・感触・表現力のすべてに影響を与える超重要アイテムです。
私にとってスティックは、“手の延長”というよりも“声帯”のようなもの。
自分のフィーリングをそのままドラムに伝えるための「翻訳機」とも言えます。
スティックの基本構造と種類
まずは基本をおさらい。
- チップ(先端):音色を決める要素。丸型、涙型、樽型などあり、ライドの響きにも影響。
- ネック:チップからシャフトへ移る細くなる部分。レスポンスや跳ね返りに関与。
- シャフト:握る部分の太さで操作性が変わる。
- バットエンド:グリップ感や逆さ持ちにも関係。
主な材質はヒッコリー、メイプル、オーク。
それぞれの特徴は以下のとおり↓
★ヒッコリー→標準的でバランスも良し。最も良く使われる
★メイプル🍁→軽くて速く振れる。ジャズ向き。
★オーク→重くて硬い。パワフル系ならおまかせ❣️
ドラム講師 石井文崇が選ぶスティックのポイント✌️😄
長年叩いてきた中で、私がスティックを選ぶときに重視するのは以下の5つ。
- 重さのバランス:左右で重さが近いかどうか。これは譲れません。
- グリップ感:手汗をかいても滑らない素材やコーティング。
- シャフトの太さ:R&Bやファンク系なら太め、ジャズやブラシ系は細め。
- 先端の形状:ライドの「チーン」にこだわるなら涙型チップを選びます。
- 耐久性:ツアーや現場では折れないことが最優先。
特にスタジオ練習とライブでスティックを分けることもあります❗️🥁🎸
音量や跳ね返り方が全然違うので、状況に合わせて変えるのもプロの嗜みです。
スティックが変われば、グルーヴも変わる
おもしろいもので、同じフレーズでもスティックを変えるとグルーヴが変わります。
特にリムショットの抜け感や、ゴーストノートの粒立ちが変化するのは面白い。
だから『スティックなんて何でもいい』という考えは、すごくもったいない。
スティックこそ、ドラマーが最も自由に選べる“個性”なんです。
自分の音は、スティックから始まる
初心者のうちは迷うかもしれません。でもそれでOK。
いろんなモデルを試して、手にしっくりくる一本を見つけてください。
そして、叩いて感じてください。『これだ!!』と思えるスティックに出会えたとき、
あなたのドラムが一段階レベルアップするはずです❗️
好きな言葉
俺の塩🧂